
モデルを起用することで、広告やビジュアルに新しい印象を加えたり、ブランドの世界観をより強く表現したりすることができます。
一方で、実際に撮影を進めてみると、
「イメージしていた表情と少し違う」
「ポーズのニュアンスがうまく伝わらない」
「衣装を着てもらったら、想像していた雰囲気と違った」
など、撮影前に思い描いていたイメージとのズレが生まれることがあります。
このようなズレは、日本人・外国人を問わず、どのモデルとの撮影でも起こり得ます。
特に、言葉だけでイメージを伝える場合や、初めて一緒に仕事をするモデルとの撮影では、認識の違いが生じやすくなります。
そこで今回は、モデル撮影でイメージのズレを防ぐために、撮影前に共有しておきたいポイントをご紹介します。
1. 「自然な感じ」だけではイメージは伝わりにくい
撮影現場では、
「もう少し自然な感じで」
「かっこいい雰囲気で」
「高級感を出したい」
「楽しそうな感じで」
といった指示が使われることがあります。
しかし、「自然」「かっこいい」「高級感」といった言葉から想像するものは、人によって異なります。
例えば「自然な笑顔」と伝えても、
歯を見せて大きく笑うのか、
少し口角を上げる程度なのか、
カメラを意識せず会話しているような表情なのか。
それだけでも完成する写真の印象は大きく変わります。
モデル側の表現力に任せる部分も大切ですが、企業側に明確な完成イメージがある場合は、抽象的な言葉だけで伝えないことがポイントです。
「自然にお願いします」だけではなく、
「友人とカフェで話しているような雰囲気」
「笑いすぎず、少し微笑む程度」
「カメラ目線ではなく、商品を見ながら」
など、具体的な状況まで共有すると、モデルも表現をイメージしやすくなります。
2. 参考画像を用意して「完成イメージ」を共有する
言葉だけで説明するのが難しい場合に有効なのが、参考となる写真や動画を用意することです。
例えば、
・希望する表情
・ポージング
・写真全体の雰囲気
・構図
・衣装のテイスト
・ヘアメイク
・光の雰囲気
などを事前にまとめておくと、モデルだけでなく、カメラマンやヘアメイク、スタイリストなど、撮影に関わるスタッフ全員で完成イメージを共有しやすくなります。
参考画像は、必ずしも「まったく同じ写真を撮るため」のものではありません。
「今回目指しているのはこの方向です」
という共通認識をつくるためのものです。
例えば「高級感のあるビジュアル」と文章だけで共有するより、参考画像を数枚見せた方が、求めている雰囲気を短時間で伝えられることもあります。
言葉をビジュアルに置き換えて共有することは、撮影時の認識差を減らす方法のひとつです。
3. ポージングは「言葉+動き」で伝える
モデルにポーズを依頼するときも、
「もう少し動きをつけてください」
「リラックスしてください」
といった抽象的な指示だけでは、意図が正確に伝わらない場合があります。
そんなときは、言葉だけではなく実際の動きを見せる方法も効果的です。
例えば、
「身体を少しこちらへ向ける」
「商品をこの位置で持つ」
「歩きながらカメラを見る」
など、スタッフが簡単に動きを見せることで、モデルも求められているポーズを理解しやすくなります。
また、一度に細かい指示をたくさん伝えるのではなく、
「まず身体の向きを変える」
↓
「次に目線を変える」
↓
「最後に表情を調整する」
というように、一つずつ伝える方法もあります。
撮影時間を効率よく使うためにも、モデルが理解しやすい形で指示を出すことが大切です。
4. モデル一人ひとりの個性を見る
モデルを選ぶ際に大切なのは、肩書きや属性だけでイメージを決めないことです。
モデルといっても、一人ひとり
- 顔立ち
- 国籍やルーツ
- 体型
- 身長
- 髪型
- ファッションの雰囲気
- 得意な表情やポージング
- 演技力
- モデル経験
など、それぞれ異なる魅力や個性を持っています。
例えば、同じモデルでも、クールな表情を得意とする人もいれば、自然な笑顔やライフスタイル系の撮影を得意とする人もいます。
また、日本人・外国人を問わず、モデルごとに表現の幅や得意なテイストは異なります。
そのため、
「若いモデルだから」
「外国人モデルだから」
「女性モデルだから」
といったイメージだけで選ぶのではなく、今回制作したい広告やブランドの世界観に合っているかという視点でモデルを選ぶことが大切です。
キャスティングの段階で完成イメージを明確にしておくことで、モデルの個性をより活かした撮影につながります。
5. 衣装やサイズは事前確認を丁寧に
撮影当日に起こりやすいトラブルのひとつが、衣装のサイズです。
モデルによって身長や体型は大きく異なり、特に高身長モデルや外国人モデルの場合は、日本国内で一般的に使用されている衣装サイズと合わないケースもあります。
身長だけを見て衣装を準備すると、
- 袖丈が足りない
- パンツの丈が合わない
- 肩幅や身幅が合わない
- 靴のサイズがない
- 衣装のシルエットが想定と変わる
といったことが起こる可能性があります。
特に商品の着用そのものが重要となる撮影では、衣装が合わないことで予定していたビジュアルを撮影できなくなることもあります。
そのため、必要に応じて、
- 身長
- バスト・ウエスト・ヒップ
- 肩幅
- 股下・脚の長さ
- 袖丈や腕の長さ
- 服のサイズ
- 靴のサイズ
などを事前に確認しておきましょう。
また、コンポジット(プロフィール資料)に記載されているサイズは、撮影時点では変わっている場合も少なくありません。 特にアパレル撮影など、サイズ感が仕上がりに大きく影響する案件では、選考段階で最新のサイズを確認しておくことをおすすめします。
「当日合わせれば大丈夫」と考えるのではなく、事前に確認できることはできるだけ確認しておくことで、撮影当日のトラブルを減らし、スムーズな進行につながります。
6. 撮影内容によっては事前確認が必要なこともある
撮影内容によっては、モデル本人への事前確認が必要になる場合があります。
例えば、
- 衣装
- 食べ物や飲み物を扱うシーン
- 肌の露出
- 演技内容や撮影シチュエーション
- 特殊な演出やアクション
などについては、モデルによって対応できる範囲が異なることがあります。
その理由は、価値観や経験だけでなく、文化や宗教、生活習慣など、さまざまな背景が関係している場合があるためです。特に外国人モデルを起用する場合は、文化的な違いによって事前確認が必要になるケースもあります。
ここで大切なのは、「このモデルなら大丈夫だろう」と決めつけないことです。
日本人・外国人を問わず、モデル本人が対応可能な内容かどうかを事前に確認しておくことが、安心して撮影を進めるためのポイントになります。
撮影当日になって初めて確認するのではなく、特殊な衣装や演出、撮影内容がある場合は、キャスティング段階でキャスティング会社へ共有しておくことで、事前にモデルへ確認や調整を行うことができます。
結果として、双方が安心して撮影に臨めるだけでなく、当日のトラブル防止にもつながります。
どがある場合は、キャスティング段階で共有しておくことで双方が安心して撮影に臨めます。
7.モデル本人に伝える情報と、キャスティング会社に伝える情報
撮影準備では、
「これはモデル本人に直接伝えるべき?」
「どこまでキャスティング会社へ共有すればいい?」
と迷うこともあるかもしれません。
基本的には、モデルの出演判断や撮影準備に関わる情報は、できるだけ早い段階でキャスティング会社へ共有しておくことが大切です。
例えば、
- 撮影内容
- 撮影日時・場所
- 衣装
- ヘアメイク
- 求める表情や演技
- セリフの有無
- 特殊な演出
- 商品との接触
などが挙げられます。
事前に情報を共有しておくことで、キャスティング会社はモデルが対応可能かを確認したり、必要な準備や注意事項を事前に案内したりすることができます。
また、「まだ細かい内容までは決まっていない」という場合でも、現時点で分かっている情報だけでも共有しておくことが重要です。 後から追加情報があれば、その都度共有することで、モデルとの認識違いや撮影当日のトラブルを防ぎやすくなります。
「情報がすべて揃ってから伝える」のではなく、分かったことから順次共有することが、スムーズな撮影につながります。
8.撮影当日は最初にイメージをすり合わせる
どれだけ事前準備をしていても、実際に撮影を始めてみなければ分からないこともあります。
そこで、撮影開始直後に数カット撮影し、
「この方向で合っているか」
を確認する時間をつくることも有効です。
最初の段階で、
「もう少し表情を柔らかくしたい」
「想定よりポーズを控えめにしたい」
「商品の見せ方を変えたい」
といった調整ができれば、その後の撮影をスムーズに進めやすくなります。
撮影がある程度進んでから、
「実は最初からイメージが違っていた」
となると、撮り直しが必要になる可能性もあります。
モデル側にとっても、早い段階で方向性が分かれば、その後の表現を調整しやすくなります。
撮影開始時の数分を「認識合わせの時間」として使うことが、結果的に撮影全体の効率化につながることもあります。
9. 「伝わらない」のではなく「伝え方を変える」
撮影中に思ったような表情やポーズにならないと、
「うまくイメージが伝わっていないのかな?」
と感じることがあるかもしれません。
しかし、実際には言葉そのものではなく、求めているイメージが具体的に共有できていないことが原因であるケースも少なくありません。
これは、日本人・外国人を問わず、どのモデルとの撮影でも起こり得ます。
抽象的な言葉だけでは伝わりにくい場合は、
- 参考画像を見せる
- 実際に動きやポーズを見せる
- 指示を一つずつ伝える
- 撮影した写真を一緒に確認する
など、伝え方を工夫することで、イメージのズレを減らせる場合があります。
大切なのは、「伝わらない」と決めつけることではなく、どうすれば完成イメージを共有できるかを考えることです。
伝え方を少し工夫するだけで、モデルが本来持っている魅力や表現力をより引き出しやすくなり、撮影全体のクオリティ向上にもつながります。
まとめ|撮影前の「イメージ共有」がミスマッチを防ぐ
モデル撮影を成功させるために大切なのは、企業や制作側が思い描く完成イメージを、モデルや撮影スタッフ全員で共有することです。
例えば、
- 参考画像を用意する
- 求める表情やポーズを具体的に伝える
- 衣装やサイズを事前に確認する
- 撮影内容や特殊な演出を事前に共有する
- 撮影開始時に方向性を確認する
こうした準備を行うことで、撮影当日の認識のズレを減らし、よりスムーズに撮影を進めることができます。
また、
- 「ブランドイメージに合うモデルを選びたい」
- 「イメージはあるけれど、どのモデルが適しているか分からない」
- 「撮影前に何をモデルへ共有すればよいか分からない」
- 「衣装サイズや撮影内容について事前に確認してほしい」
- 「撮影当日の進行やコミュニケーションに不安がある」
といった場合は、キャスティング会社へ相談するのも一つの方法です。
MixLink Castingでは、日本人・外国人・ハーフ・キッズ・ミドル・シニアなど幅広いモデルの中から、企業やブランドが表現したいイメージに合わせて最適なモデルをご提案しています。
モデルをご紹介するだけでなく、撮影前の確認事項やモデルとのやり取り、当日までの進行についてもサポートいたします。
「こんな雰囲気の広告をつくりたい」「どのようなモデルが合うか相談したい」といった段階でも、お気軽にMixLink Castingまでご相談ください。
モデルキャスティングをご検討の方へ
MixLink Castingでは、外国人モデル・ハーフモデル・日本人モデルをはじめ、キッズモデルからミドル・シニアモデルまで、幅広いモデルのキャスティングに対応しています。
撮影内容やご希望のイメージ、ご予算に合わせてご提案いたしますので、お気軽にご相談ください。