
モデルとして活動していると、案件の募集内容や出演条件の中で「競合」という言葉を目にすることがあります。
「競合の有無を確認してください」
「競合期間は〇か月です」
「同業他社への出演歴を教えてください」
初めてモデルの仕事をする方にとっては、
「競合ってどういう意味?」
「以前出演した広告も関係するの?」
「競合があると他の仕事ができなくなる?」
と疑問に感じることもあるでしょう。
競合は、広告やCMなどの案件に出演するモデルにとって、知っておきたい大切なルールのひとつです。
知らずに別の案件へ出演してしまうと、後から問題になる可能性もあるため、仕事を受ける前に条件をきちんと確認することが重要です。
今回は、モデルの仕事における「競合」について、初めての方にも分かりやすく解説します。
そもそもモデルの仕事における「競合」とは?
モデル案件における競合とは、簡単にいうと、同じ期間に競合する企業や商品の広告へ出演することを制限する条件です。
例えば、ある飲料メーカーの商品広告にモデルとして出演したとします。
その広告が公開されている期間中に、別の競合する飲料メーカーの広告にも同じモデルが出演していると、
「この人はどちらのブランドのモデルなの?」
と消費者に混乱を与えてしまう可能性があります。
特にブランドイメージを重視する広告では、出演者の印象も広告表現の一部です。
そのため案件によっては、一定期間、同じカテゴリーの商品やサービスを扱う他社広告への出演を制限することがあります。
これがモデル案件でいう「競合」です。
すべてのモデル案件に競合条件があるわけではありません
「広告に一度出演したら、しばらく同業種の仕事は受けられないの?」
と不安に思う方もいるかもしれません。
しかし、実際にはすべての案件に競合条件が設定されているわけではなく、競合が付く案件のほうが少ないのが現状です。
ただし、競合条件がある案件に応募する際は、過去の出演実績や今後出演する可能性のある案件を事前に整理し、競合に該当しないかを正確に把握しておくことが大切です。
「競合期間」も確認しておこう
競合条件が設定されている場合、「いつまで制限されるのか」という期間も重要です。
これを競合期間と呼びます。
例えば、
「広告公開から3か月」
「契約開始から6か月」
「広告掲載期間中」
など、案件によって期間が設定されることがあります。
注意したいのは、撮影日と競合期間が必ずしも同じではないことです。
撮影自体は1日で終わっていても、その広告が数か月後から公開されたり、長期間使用されたりするケースがあります。
そのため、
「撮影が終わったから、もう別の案件を受けても大丈夫」
とは限りません。
撮影日だけではなく、「広告がいつからいつまで使用されるのか」「競合条件がいつまで適用されるのか」まで確認しておきましょう。
どこまでが「競合」になるの?
モデル初心者の方が特に判断しにくいのが、「どの企業・商品まで競合に含まれるのか」という点です。
例えば、「飲料」という大きなカテゴリーだけを見ても、
水
お茶
コーヒー
炭酸飲料
スポーツドリンク
など、さまざまな商品があります。
ある飲料商品の広告へ出演したからといって、すべての飲料メーカーへの出演ができなくなるとは限りません。
逆に、条件によっては同じカテゴリーの商品が広く競合として扱われる場合もあります。
この範囲は案件によって異なるため、
「たぶんこれは違う会社だから大丈夫」
「商品が違うから問題ないだろう」
と自己判断するのは避けた方が安心です。
判断に迷った場合は、事務所やキャスティング担当者へ確認しましょう。
過去の出演歴を聞かれることがあるのはなぜ?
モデル案件へエントリーするときに、
「過去〇か月以内に同業他社への出演はありますか?」
と確認されることがあります。
これは、現在受けようとしている案件と過去の出演案件が競合していないかを確認するためです。
ここで大切なのは、過去の出演歴を正確に伝えること。
「小さなWeb広告だったから大丈夫」
「かなり前に撮影したから関係ないと思う」
と自分で判断せず、該当しそうな案件がある場合は担当者へ伝えておきましょう。
企業名や商品名、撮影時期、使用媒体、広告の使用期間などが分かれば、競合に該当するか確認しやすくなります。
モデルとして仕事が増えてくるほど、過去の出演案件を把握しておくことも大切になります。
自分の出演案件を記録しておこう
複数のモデル案件に出演するようになると、
「いつ撮影した案件だったかな?」
「使用期間はいつまでだった?」
「競合条件は付いていた?」
と記憶だけで管理することが難しくなってきます。
そこでおすすめなのが、出演案件を自分でも記録しておくことです。
例えば、
・企業名・商品名
・撮影日
・公開予定日
・使用媒体
・使用期間
・競合の有無
・競合期間や対象カテゴリー
などを簡単にまとめておくだけでも、次の案件へエントリーするときに確認しやすくなります。
特に広告案件への出演が増えてくると、過去の実績を確認する機会も増えていきます。
モデル自身でも出演情報を整理しておくことで、スムーズに案件へ対応できるようになります。
SNSへの掲載も自己判断しない
撮影した写真や映像が完成すると、
「自分のInstagramにも載せたい」
と思うこともあるでしょう。
しかし、広告案件では公開前の情報をSNSへ掲載できない場合や、公開後であっても掲載方法にルールが設定されている場合があります。
競合とは少し異なる話ですが、これも広告案件へ出演するうえで覚えておきたいポイントです。
撮影したからといって、写真や現場の様子を自由に公開できるとは限りません。
商品情報や撮影内容、公開前のビジュアルなどには守秘義務が設定されていることもあります。
SNSへ投稿したい場合は、
「掲載しても大丈夫ですか?」
「いつから公開できますか?」
と担当者へ確認してから投稿するようにしましょう。
競合条件がある案件は受けない方がいい?
競合条件を見ると、
「他の仕事が受けられなくなるなら、競合案件は避けた方がいいのでは?」
と思う方もいるかもしれません。
しかし、競合条件があること自体が悪いわけではありません。
広告の内容や使用期間などによって競合条件が設定されることは、広告モデルの仕事では珍しいことではありません。
また、競合条件が設定される案件は、その期間中に同業種の仕事を受けられなくなる可能性があることを考慮し、一般的にギャランティーが高めに設定される傾向があります。 そのため、競合条件が付いているからといって、一概にデメリットばかりとは言えません。
大切なのは、条件を十分に理解したうえで案件を受けることです。
- どの範囲が競合になるのか
- 競合期間はいつまで続くのか
- 現在エントリーしている他案件や、今後予定している仕事と重ならないか
などを事前に確認したうえで判断しましょう。
分からないことがあれば、遠慮せず担当者へ質問することも大切です。競合条件を正しく理解することで、自分に合った案件を安心して選べるようになります。
エントリー中の案件も共有しておく
すでに出演が決定している案件だけでなく、現在ほかの案件へエントリーしている場合も注意が必要です。
例えば、同じカテゴリーのA社とB社の案件へ同時期にエントリーし、どちらにも選考が進んでいる場合。
先にA社への出演が決まったことで、B社の案件には出演できなくなる可能性があります。
こうした状況を避けるためにも、競合する可能性のある案件へ同時にエントリーしている場合は、担当者へ共有しておくと安心です。
キャスティング会社や事務所を通して案件へ応募している場合は、状況を確認しながら調整してもらえることもあります。
まとめ|広告モデルとして活動するなら競合条件を確認しよう
モデルの仕事における「競合」は、広告案件へ出演するうえで知っておきたい基本的なルールのひとつです。
最初は少し難しく感じるかもしれませんが、
「競合の有無」
「競合する企業・商品の範囲」
「競合期間」
「過去の出演歴」
「現在進んでいる他案件」
を確認する習慣をつけておけば、安心して案件へ参加できます。
モデルとして経験を重ねるほど、撮影での表現力だけではなく、こうした案件条件をきちんと理解し管理することも大切になってきます。
MixLink Castingでは、外国人・ハーフ・日本人モデルなど、さまざまなモデルのキャスティングを行っています。
モデルとして活動を始めると、今回ご紹介した競合だけでなく、
「この案件にエントリーしても大丈夫?」
「以前出演した広告は今回の案件に影響する?」
「複数の案件から声がかかった場合はどうすればいい?」
「案件の条件を見ても、内容がよく分からない」
「撮影前に確認しておいた方がいいことはある?」
など、実際に仕事をしていく中で分からないことや判断に迷う場面が出てくることもあります。
MixLink Castingでは、案件をご紹介するだけではなく、モデル一人ひとりの状況を確認しながら、安心して活動できるようサポートしていきます。
経験の有無にかかわらず、分からないことや不安なことがあれば気軽にご相談ください。
モデルとして新しい一歩を踏み出したい方からのご応募をお待ちしております。
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